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相談風景(左端 梶委員)

 

次に、忘れてならないのはボランティアの活躍です。国、企業などのトップの人達は私腹を肥やすために、あの手この手の悪い事をしている中、 120万人余りの善意の人達が寝食を忘れ、無欲の心で被災者を励まし、助け合い、支え合って、一人ひとりの胸に明るい希望のともしびを灯しておられましたが、この行為は誇りであり、後世に引き継がれる思います。
 今、最も気にかかるのは一瞬のうちに両親を亡くした 641名の孤児の事です。心がズタズタになった子達の心のケアを。両親の代わりはできないけれど、温もりのある環境を与え、医療費や進学への財政支援も国の義務として、政治家の責任で予算化して欲しい。この子たちが成人するまでの道は遠いけれど、孤児救済の手だてを真剣に考え、実施して欲 しいと切に思います
 特別行政相談」に参加し、微力ではあるが、問題解決へのパイプ役が果たせたことに充実感を覚え、被災者の方が、元の暮らしに戻れる日が一日も早い事を念じています。

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